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各地管区会議

2020年04月24日

ブラジル、アルゼンチン、ケニア、スロベニア、フィリピン、イタリア・フォリーニョ、ドイツ、インドネシアの各管区分管区で行われた管区・分管区会議。この中で、ケニアとインドネシアは、管区として初めての管区会議となりました。


 
○ブラジル:ブラジリアで開催された通常管区会議   2019年10月11日より、ブラジル・聖マキシミリアノ・マリア・コルベ管区通常管区会議が開催されました。 新管区長:fra.ジルベルト・デ・イエス・ロドリゲス 新評議員:fra.パウロ・ゲオヴァニ・レイテ・ノロンハ(事務局長)           fra.フラヴィオ・フレイタス・デ・アモリン(副管区長)           fra.スタニスラフ・オチェテク           fra.ホスエ・ペレイラ・デ・スーザ           fra.イスラエル・フェルナンド・ダ・シルバ・ソブリンホ   ○アルゼンチン:通常管区会議 第一会期   2019年10月14日から18日、アルゼンチンとウルグアイのパドアの聖アントニオ(リオプラテンセ)管区の通常管区会議が開催されました。 新管区長:fra.アルベルト・シャヴィエル・フォンターナ          fra.アニバル・ホルヘ・ボナヴィタ(副管区長)          fra.マルティン・パブロ・ビッツァー(事務局長)          fra.アルヴァロ・ガルシア・ヴィタレ・ダミコ          fra.アルベルト・ホセ・sテプシス          fra.マリオ・ダリオ・コレア          fra.ヴィチェンテ・アントニオ・ノヴェッロ(会計)          fra.アルベルト・ホセ・シテプシス(監査)   ○ケニア:通常管区会議 第二会期   2019年10月14日、ケニア・アシジの聖フランシスコ管区の第一回通常管区会議の第二会期が開催されました。議長は管区初代の管区長となったfra.オベド・カロビアが務めました。   会議では、共同体の生活と使徒職、召命の促進、志願者と若い兄弟たちの養成、霊性センターと黙想の家、スブキア大聖堂への巡礼者の世話、マスメディアと出版、医療センター、学校での若者の教育、大学での哲学と神学の授業、小教区などが話し合われました。 4カ年計画では ①兄弟たちと信徒の間に宣教の精神を促進する。管区の司牧センター特に、スブキア大聖堂の信徒を養成する。 ②ケニアの教会に貢献し、フランシスコ会のカリスマを促進する。 ③各地の共同体と兄弟個人個人が修道会の基金と管区のニーズに貢献する。   ○スロベニア:臨時管区会議   2019年11月6日から7日、スロベニア・聖ヨゼフ管区の臨時管区会議が開催されました。   この会議の中で、管区の活動の再構築が議題として取り上げられました。再構築をテーマとして取り上げた議論は管区長と地区総評議員を中心に大いに深まりました。兄弟たちが青年司牧と召命促進によって福音の永遠の新しさを証するよう励ましました。   もう一つの議題は、神のしもべfra.プラチド・コルテス(1907-1944)の殉教75周年の記念についてです。彼はナチの秘密警察ゲシュタポに捕らえられ、トリエステで拷問を受けて殺されました。   第二次世界大戦中に様々な強制収容所で、多くのスロベニア人の囚人たちのために命をなげうったこの神のしもべの生涯と殉教そして列福までの道のりを多くの人たちと共有したいと思います。 ○フィリピン:霊的・臨時分管区会議   2019年11月6日から8日、フィリピン・けがれなき御宿りの聖母およびポテンツァの福者ボナベントゥラ分管区は、タガイタイにて臨時分管区会議を開催しました。   会議ではまずはじめに講演を行いました。講演はコンベンツアル会のfra.アルベルト・マルフィルが「教皇フランシスコの使徒的勧告『喜びに喜べ(Gaudete et Exsultate)』における兄弟性の聖性への招き」と題して行われました。   11月8日、分管区長fra.フランシス・ヴィクトール・マテオは短く分管区の将来の見通しについて話した後前回の分管区会議で承認された事柄について説明しました。また母管区であるナポリ管区の現状とナポリ管区で働くフィリピン人の兄弟たちについて報告しました。   また分管区会計のfra.アンドリュ・ダトイが財務報告を行いました。 それから高齢者支援事業を始める兄弟たちのために、アジア業務査定社が実施した調査結果を聞きました。   クループ会議、全体会の中で討議された後、エリューテリオ・D・コロネル氏と協力しながら、高齢者と障害者のための新しい支援体制を構築することが承認されました。   ○イタリア・フォリーニョ:臨時管区会議   2019年11月13日、イタリア中央・聖フランシスコ管区の臨時管区会議が開催されました。   午前10時に、会議は、管区長fra.フランコ・ブォーナマノの元で作業が進められました。祈りの後にfra.マルコ・ベラキオマが記録係りに選出されました。   イタリア中央管区は2017年にラツィオ管区、マルケ管区、サルデーニャ管区、トスカーナ・ウンブリア管区が合併により誕生しました。現在の状況は、合併による初期の混乱を脱しつつあり新しい管区本部によって経営の安定が図られています。ただし過去の借金、一部の修道院で修復工事が行われていること、未使用の建物などの負担がかさんでおり、緊急の解決策をはかる必要があります。   渉外局長のfra.マウリチオが、宗教法人の遺産に関する、教会教導職と修道会の権利についての法律を簡単に説明しました。fra.マウリチオは続く管区会議のモデラトールを委任され、会議の中でいくつかの動議が議論され承認されました。 次に、fra.セルジオから、財政収入が見込めそうな資産について注意を払った上での、管区内の不動産の正確な方向性について説明がありました。   会議の中では特に、修道院としての機能を失った管区施設を今後どのように活用してゆくかについて活発な議論が交わされました。この中で、私たちの施設を慈善団体に無償で提供する案が評価されています。   昼食の後、動議の文章の文言について審議します。管区長と評議員に、個々の不動産物件の方針(財産譲渡、賃貸、貸与など)についての選択の権限を与えました。   この管区会議では、一つ一つの案件に慎重に承認が与えられていきます。歴史的に長期間過ごした場所に大変な愛着があります。しかし同時に、これらの場所から永久に離れる必要があることも承知しています。それにより、初期養成の会員、ブラジルとキューバでの宣教、使徒職、事前・文化の活動を強化することができます。   ○ドイツ:通常管区会議   2019年10月6日から11日、ドイツ・聖エリザベス管区の通常管区会議が開催されました。   ・第一会期:   管区会議の準備のため、三日間にわたってミュンスターシュヴァルツァッハの元修道院長D・フィデリス・ルパート(ベネディクト会士)の指導の下、準備作業を行いました。テーマは「共同体生活」   管区長を2期務めたfra.ベルナルディーノ・M・SEITHERは職責を終えました。過去4年間の彼の貴重な資料、ここの取り組みと業績は私たち兄弟たちに広いビジョンを与えてくれました。   中央ヨーロッパ地区の総評議員fra.ドミニク・ジョセフ・マチュは、公式訪問を通して次の案を提案しました。 年齢に応じてグループに分け、その中でいくつかの課題が討議され、向こう4年間の優先事項が議論されました。   2019年10月10日、管区役員が選出されました。   新管区長:fra.アンドレアス・ムルク(1983年生)           fra.Mateusz KOTYŁO (副管区長)           fra.コンラード・シュラットマン(事務局長)           fra.ミカエル・フォン・コーテン(オランダ・管区長代理区)           fra.シュテファン・BEHR   新管区長のfra.アンドレアスは、兄弟たちに希望を持つことを伝え、未来に向かって勇気を持って向かってゆくよう激励しました。   兄弟的生活を実行する証しとして、管区会議の終わりにピザが振る舞われました。   共同体を活発にするのは、案外こんな小さな事から始まるのかもしれません。   ・第二会期   2019年11月24日から29日、ドイツ管区で通常管区会議の第二会期が開催されました。第二会期は新しく選出された、管区長fra.アンドレアス・ムルクが議長を務めました。   中央ヨーロッパ地区総評議員fra.ドミニク・ジョセフ・マチュ、オランダ・管区長代理区長、オランダ管区長代理区長、オーストラリア・スイス・聖レオパルドとフルーエの聖ニコラ分管区長も出席しました。   管区会議の初日は、管区規約改定について審議されました。規約の項目毎に約90回の票決を行いましたが、兄弟たちは総規約と会憲に基づく最新版の管区規約に同意しました。   イタリア語に翻訳されたテキストは、総評議員会の承認を待ちます。   2日目は、ドイツに修道院を持つポーランド管区の代表との審議にあてられました。   また、ルーマニア管区の二人の代表も審議に参加しました。   フランシスコ会間の協力の一環として、ドイツのフランシスコ会、カプチン会の管区長がそれぞれの現状を紹介しました。   その後、2019年の総会で承認されたさまざまな課題について討議され承認されました。   またインドの聖マキシミリアノ・マリア・コルベ管区に属するスリランカの宣教地の財政的支援についても票決を行いました。   また財務・管理についての動議についても審議されました。   管区会議では、性的虐待のスキャンダルについても話し合われました。   最後に、4年間の優先事項について審議し承認されました。   院長と養成担当者の選挙の前に、新管区長のfra.アンドレアスは、次の4年間の管区の目標を明らかにしました。また近い将来の修道院の構築について可能な限り多くの透明性を示す努力を求めました。 院長は次の通り。   ヴュルツブルク修道院長 fra.アダム・カリノフスキー シェーナウ修道院長 fra.シュテファン・BEHR シュヴァンツェンベルグ修道院 fra.マテウス・コティオ マリア・エック修道院 fra.フランツ・M・エンドレス ケルン修道院 fra.ベルナル・ハーディン・ザイタルー 管区会計 fra.fra.ヨゼフ・ボンデンステイナー 志願院長 fra.コンラード・シュラットマン 神学院 fra.ジョセフ・フィッシャー   管区会議は過去4年間になくなった4人の会員を記念して終了しました。   ○インドネシア:第一回通常管区会議   2019年11月25日から29日、インドネシア・けがれなき御宿りの聖母管区の第一回の通常管区会議が開催されました。   総長fra.カルロス・アルベルト・トロヴァレッリは、アジア地区総評議員のfra.ベネディクト・スンジャ・ベクを補佐として、議長を務めました。   管区会議は、11月25日の午後から始められ、fra.フィクトリアム・ナタナエル・ギンティングによる「アシジの聖フランシスコの体験に倣う会議」の講演がありました。休憩の後、総長司式によるミサが行われました。   二日目、総長fra.カルロスは公式に開会を宣言し、分管区の最終年についての報告書が提出されました。   三日目、グループワークと新管区の様々な問題についての討議が行われました。   11月28日、総長fra.カルロスは、新しく選出された新管区長fra.コルネリウス・トゥリ・チャンドラー・FAJAYANTOの宣誓を認めました。 その後、管区評議員が選出されました。   副管区長:fra.ロベルト・タルチシウス・ゾンピテル 事務局長:fra.ティトゥス・キアン・リミンガルディ 評議員 :fra.アンドレアス・エルピアン・グルシンガ           fra.エドアルドゥス・ヨハネス・パディヤナ           fra.イグナシウス・スシロ. 管区会計:fra.パスカリス・ハノエ 監査  :fra.ペトルス・ゴンザレス・ゾンガル   第二会期は2020年1月27日から31日に予定されています。
 


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