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コンベンツアル会アジア地区のニュース

2020年06月05日

フィリピン・タール山噴火、韓国誓願式と管区集会、インドネシアの養成担当者会議など


 

●アジア地区
fra.ベネディクト・スンジャ・ベク   ○フィリピン:タール火山噴火のその後   2020年1月12日、タール火山が水蒸気爆発し、マグマが流出しました。湖の中に浮かぶ美しいタール山は、10年計画(集中的な科学研究)にも組み込まれた火山です。噴火により火山性地震が発生し、近くの都市に5センチの灰が降り注ぎました。   タガイタイのアジア地区合同修練院があるマリアの浄配聖ヨゼフ修道院も被害を受け、1月13日、修練者と養成担当者たちは、火山から50キロ離れたパラニャケの聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神学院に避難しました。
この緊急事態の中、フィリピン分管区のfra.フランシス・ヴィクター・マテオ管区長は、会憲154条3項に従い、修練者たちがパラニャケ神学院で修練を継続することを許可しました。   fra.フランシスの判断は、母管区のナポリ管区fra.コジモ・アントニオの承認を受け、fra.カルロス・アルベルト・トロヴァレッリ総長には、アジア地区総評議員のfra.ベネディクト・スンジャ・ベクより正式に通知されました。 一方で、タガイタイ修道院は、分管区の救援活動のセンターとなっています。 これまでのところ、兄弟たちは34名の避難者ら避難命令を受けた14家族を受け入れています。   fra.マチュー・ファラオン、fra.パスカル・ラモス、fra.ミゲル・スマガイサイがこれらを担当しています。   分管区は、フィリピンとオーストラリア在住フィリピン人たちの緊急援助と支援金を受けて活動しています。   2020年1月26日、タガイタイ修道院にて医療活動がボランティアグループによって始められました。バランガイ・マグアサン・イラトとその近隣の約200人の住民たちに無償診療が施されました。   住民たちは、医師、看護師、歯科医など40名のボランティアから薬、食事、救援物資などの提供を受けました。   ボランティアグループと兄弟たちが協力して救済活動に当たりました。このボランティアグループは2007年から活動を開始しています。   昨年も、本修道会の宣教40周年を記念して、ドロレス・東サマールにある聖アントニオ修道院で同様の医療プログラムを実施しました。   分管区は、支援者たちからの援助を神に感謝し、災害により深刻な被害を受けた家族のため神の助けを願っています。
  ○韓国:荘厳誓願式   2020年2月11日、韓国管区は、楊平の聖パウロ修道院にて、fra.トマス・アクイナス・ハンとfra.デニス・オウの荘厳誓願式を執り行いました。
  ○インドネシア:助祭叙階式   2020年2月12日、インドネシア管区は、メダン・北スマトラのナモペカウィルにある聖ヨハネ・パウロ2世教会にて、fra.マキシミリヌス・サトラ・グラハ・ジンティン、fra.ルドフィクス・スーバン・ハヨン、fra.サムエル・シマグンソンの助祭叙階式を執り行いました。
○韓国:管区集会
  韓国管区は2020年2月17日から18日、ソウルの聖フランシスコ修道院の黙想の家にて、管区集会を開催しました。   52名の兄弟たちが集会に参加し、修道生活やそれぞれの活動についてふり返りました。   午後からは、院長たちが、それぞれの修道院生活について分かち合いを行い、fra.ペーターは改訂された総規約について説明しました。
  二日目、兄弟たちは、性的虐待防止についての講演を聴きました。それからアジア地区担当の総評議員fra.ベネディクトより、修道会統計について、また通常管区会議の準備委員会のfra.アレッサンドロより、次期管区会議準備の進捗状況についてそれぞれ説明がありました。   集会は、ミサと、新誓願宣立者、新司祭叙階者、修道・叙階25周年を迎える兄弟たちとの祝いの会で終了しました。   ○フィリピン:聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父の聖遺物巡礼   2020年2月5日から23日、聖マキシミリアノの聖遺物巡礼が行われました。   このイベントは、フィリピン分管区と、アメリカ・天使の聖母管区およびカナダ代理区協力により実施されました。   この巡礼は、聖コルベが宣教師、聖母の騎士会の創立者、家族、末期患者、囚人の保護者として多くの信徒たちに知られることを目的に行われました。   聖遺物は、1936年5月に聖コルベがマニラに来た時に辿った道を辿りました。巡礼は、首都マニラの汚れなき聖母カテドラルでのミサから始められました。 そして、聖コルベがミサを行ったモンセラートの聖母修道院の聖堂に聖遺物は安置されました。   その後、教皇庁マニラ大使の歴史的訪問があり、閉会のミサには、家族、末期患者、社会正義の分野で働く人々の代表が参加しました。   また、パラニャケの聖マキシミリアノ・マリア・コルベ修道院、フィリピン分管区本部修道院、騎士会、在世会さらに、聖コルベに捧げられた聖マキシミリアノ教会の近隣の教会からも訪問者がありました。   信徒たちは祝賀会で聖遺物を見学し、ノヴァリチェスのロベルト・ガア司教の司式するミサに参列しました。   聖遺物の巡礼は、タガイタイのマリアの浄配聖ヨゼフ修道院や、刑務所、ラグーナの聖パブロ教区神学院も廻りました。   その後、パラニャケの聖アゴスティーノ教会、ビナンゴナン・リサールの聖フランシスコ教会、サレジオ会神学研究所などを廻りました。   フィリピン分管区fra.フランシス分管区長とフィリピンの兄弟たちは、母管区のアメリカ・天使の聖母管区のfra.ジェームス・マッカリー神父へ、このイベントへの支援に対して感謝の意を表します。   また、この聖遺物を保管しているカナダ管区長代理区のfra.ジョベ・アッバス代理区長にも、感謝します。   ○インドネシア:養成担当者会議   2020年3月7日、インドネシア管区の養成担当者は、第一回管区会議、第二会期の期間中の2020年1月31日、初期養成委員会の委員長に任命されたfra.ロベルト・タルチシウス・ゾンピテル指導のもと、北スマトラの聖ボナベントゥラ修道院に集まり会議を行いました。   fra.サムエル(小神学校長)、fra.マキシムス(志願院長)、fra.ヨセフ(副志願院長)、fra.ギルベルト(修練長)、fra.ロンギウス(大神学校長)、fra.アントニウス、fra.フィクトリウム、fra.フロリアヌス(大神学校養成担当者)また養成の最終責任者であるfra.コルネリウス管区長も参加しました。   管区の養成の現状を見ながら、fra.ロベルトは、養成担当者間の疎通と計画の共有をはかるプログラムを作成することを提案しました。   目的は、会則や新しい会憲、養成要綱を基板とした、会のカリスマに沿った初期養成の継続です。   管区長は、各養成担当者が会のカリスマについてよく理解することが重要であると説きました。それは、コンベンツアル聖フランシスコ会の会員として、若い志願者たちに同伴する大きな責任があるからです。
  議論と分かち合いの後、初期養成院会の委員が選出されました。 fra.アントニウス(副委員長)、fra.サミュエル(事務長)、fra.マキシニムス(会計)、fra.ノルベルト(委員)   ・荘厳誓願準備グループ fra.ギルベルト(リーダー)、fra.アントニウス(副)、fra.ヨセフ、fra.ロンギヌス、fra.フィクトリウム、   ・修練候補者グループ fra.マキシニムス(リーダー)、fra.サミュエル  
 


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