コルベ神父『霊的メモ』09 清貧・貞潔・従順(1913年19歳)
2020年12月23日
1913年の黙想 ローマにて 1913年10月21日以降
清貧・貞潔・従順についての黙想

〔清貧〕
あまり価値のないものを所有したり与えたりする一般的な許可を長上から得るように努力し、また度々、それを新たにせよ。
長上の暗黙の許可で十分である。
お前は自分の物としては何も所有できない。お前に必要なものは、み摂理が長上の手を通してお与えになる。それゆえ、感謝と慎重さをもって奉仕しなければならない。なぜならすべてはお前のものではなく、神のものなのだから。
清貧の本質は:物事に執着しないこと。
〔貞潔〕
この宝を守れ:お前はこれを粘土の器の中に持っている―しかし、小心に陥るな。
〔従順〕
最大限に従順であれ。
他の者と平和に暮らしたいか?それなら、彼らの望みが正当で聖なるものである限り、他の者の望み通りにせよ。最も小さい者になれ、神への愛のためにみんなのしもべになれ。
(隣人との接し方をイエスに倣え。他人からのことをあたかもイエスから与えられるか、許されたものとして受け止めよ―イエスに仕えるように隣人に仕えよ)。そうすれば、平和を得るだろう。
黙想中に知るだろう神の意志に接する心構え―神に何ごとも拒むことなく、すべてを受け入れよ。たとえどのように大きな困難が生じようとも―その困難がお前の力に余るようなら、神は、より大きな恵みをお与えになるだろう。むしろ、神の意志を知る前に、お前のために用意されたことを果たすことができるよう祈れ。
ここに、おそらく人生のための恵みがかかっている。
小聖堂と十二使徒聖堂の出入りの際、アヴェ・マリアの祈りと射祷を一回ずつとなえよ。食堂における夕の祈りは沈黙の中に。
